新卒入社半年で退職。早期離職に多い理由はやっぱり「上司」だった

新卒半年で退職。早期離職に多い理由はやっぱり「上司」だった 早期離職


私は新卒で入社した会社を半年で休職し、その半年後に退職しました。

いわゆる早期離職です。

しかし、私が辞める前にも後にも辞めた同期は多くいました。

大手の会社だったため新卒の同期は700人ほど。

そんな中、早期離職したことをきっかけに仲良くなった仲間もたくさんいました。

今日はそんな同期から聞いて分かった「早期離職の理由」について書いていきます。

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上司!とにかく上司が酷すぎる

どれだけ辛い仕事でも、上司が優しかったりチームをまとめるのが上手だったりすると「この人のために頑張ろう!」や「このチームの一員として頑張ろう」などと理由は様々ですが士気をあげることができるものです。

みなさんにも経験があるのではないでしょうか。なんとなく仕事に行くのが楽しい・目標に向かって頑張ろうと思える。

チームで仕事をしている限り、この影響は周りの人の努力の重なりによって生まれるものだと思います。

毎日顔を合わせて仕事をする新入社員にとってはこれが何よりも一番大事。

結局人間関係がすべてなんです。

そしてその人間関係は、「配属ガチャ」・「上司ガチャ」と呼ばれ私たちの力ではどうにもならないことも‥

パワー系上司

会社は基本的に営業会社で、営業職が圧倒的に多かったため「パワー系上司」が多くを占めていました。

押せ押せというとてつもないパワーと勢いがあり、自分の意見をなんとしてでも突き通す。

信頼関係は生みやすいがその分軋轢も発生しやすい。

営業職としてはこの能力大事ですが管理職向きではありませんでした。

「自分ができることが相手はできないなど理解できない」管理職として由々しき問題だと思います。

私の会社にはこんなパワー系の上司が多く、ついていけない‥と疲弊する同期がとても多くいました。

もちろん、上司側がすべてこちらに合わせろ!とは思いませんが、相手にあった指導法をすることも上司の仕事だと思います。

互いに歩み寄りができないと、どうしても弱い方がその場を離れることになります。

私の周りで早期離職をした人はこんな上司のもとで働く人が多かったです。

また、多くの人前で目標を宣言させたり、発破をかけてやる気にさせるという謎行動をしてくる上司も多かったです。

「自分で考えろ」「どうして指示を仰がない?」ダブルバインド系上司

次に多かったのは、「自分で考えろ」系上司。

自分で考えろ系上司はその割には、自分で考えたことを実行したあとで「どうして指示を仰がなかった?」というダブルバインドに挟まれるパターンが多かったです。

じゃあどうすればいいの?とこちらは言わざるを得ません‥

そんな間に挟まれて、「質問していいのかな?」「こんなことで質問してちゃまた言われる‥」などと萎縮して、聞けなくなっていくのです。

そんな中で仕事を順当に進めることはできません。

聞けないよくわからないというわだかまりの時間が上司との軋轢を生み、互いが接しにくくなっていく‥。

上司が嫌だったのが理由で辞める人の上司は、このダブルバインド系上司も多くいました。

完璧主義上司

完璧主義の上司はとてもとてもとてもとても疲れます。

何もかも完璧にしないと気が済まないので「一言多いんだよな〜〜」と言われるパターンが多いのが特徴

部下の見方も基本的には減点方式。

減点方式のため、常に背筋が無理やり伸びて疲れる日々でした。

仕事に対して、何をするにも怖くなる。完璧主義上司は部下の判断能力を鈍らせ、上司の中での自分ルールばかりが増えていくのです。

私の上司もとても完璧主義でした。

意見を出せというくせにチャレンジをすることはせず、堅実なことを選び続けるばかり。

クライアントからの評判はとても良いことも多く必然的にそう言う人は管理職へとフィールドを上げていくのも納得です。

しかしながら、内部では周りのことを認められないため、行きすぎたクオリティや同じぐらいの完璧さを求められ、部下は疲弊していきました。

中でも私の先輩は、「成果はだせ。だけど残業をするな」の狭間に立たされ、定時後パソコンを閉じタブレットで仕事をする姿を真横からみていました‥。

ウーン、辛い。

憧れの先輩がいない

憧れの先輩がいない・どの先輩を見てもこうなりたいとは思えない。

そういった環境がないことも早期離職の理由としてよくある理由だと思います。

私も先ほどの、パソコンを閉じタブレットで仕事をする先輩を見て、こうはなりたくないと強く思いました。

また、28歳の先輩が10円はげができるぐらい仕事をしていたというエピソードを聞いて、とてつもなく悲しくなりました。

憧れというよりは、むしろこれだけはなりたくないと思うほど。

憧れられる先輩がいないことはとても悲しいことだと思います。

なかでも、2〜3年目で辞めた同期には「起業した友人に感化された」という理由で辞めていく人もいました。

自分の仕事が社会のためになっていると思えない

自分のしていることに意義を感じないのはとてもつらいとある人は言っていました。

中でもお金を払ってもらい成果が出なかった時や自分のしている仕事が会社の利益ばかりでお客さんの利益になっていないと感じた時。

この思いが自分の仕事よりも大きくなってしまった時。やりがいをなくし辞める決断をする人も多くいました。

ここにいても意味がないと思うなら、転職は早くした方が良い。

ここで消耗している時間が無駄。

そう考え、早期離職として3年以内に辞めていく人もいました。

早期離職の原因は上司が大半だと思う

理由があるとはいえ早期離職として心身に傷を負って辞めていく人は、上司の振る舞い方や考え方が合わないパターンがほとんどという意見が多くありました。

社会人に初めてなって、一番近くて大切な存在は会社の上司。

プレイヤー時代に成績の良い人がそのまま管理職となるものです。

特に営業会社の場合それがとても顕著だったので、必然的に協調性のあまりないパワータイプが管理職になりがちな側面があると言えます。

プレイヤーの時に成績が良い人が管理職としても良い管理職になれるとは限りません。

初めから「早く辞めたい」と思って会社に入る人はいないと思います。そんな思いは誰だって持っている。

早期離職に自ら進んでの退職はあまりないのが現実だと思う話でした。

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