新卒で入社した会社を半年で辞めた私が感じた早期離職の4つのメリット

新卒で入社した会社を半年で辞めた私が感じた早期離職の4つのメリット 早期離職

私は新卒で入社した会社を半年でうつ病になり、退職しました。

大学を卒業して、楽しみな気持ちで入社した大企業。

大学を卒業して1年も経たないうちに次の会社へ転職することとなりました。

当時はこんなんで良いのか?普通は3年続けろって言うし‥
ましてや、1年も経たないうちに転職して絶対腫れ物扱いだよね‥

とネガティブな気持ちでいっぱいでしたが、2社目に入社してから早1年と半年が経とうとしています。

そんな私が振り返る、早期離職の4つのメリットをお伝えします。

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入社半年でうつ病、休職、転職活動へ

入社半年でうつ病と受診され、休職しました。

休職中は本当に本当に暗い気持ちで毎日を過ごしていました。

なかなか転職活動に踏み切れないけれど、働いていた会社に戻る方が怖い。

遅かれ早かれ辞めるだろうということで、転職活動に舵を切りました。

在職中にも、この会社を早く脱したいとの思いから、転職エージェントや転職サイトへの登録はどんどん増えていくばかり。

たまに電話がかかってくる転職エージェントには「最低でも1年は続けた方が‥」や「半年も経っていないんですか‥」と言われることもありましたが、力になってくれることも多くありました。

紆余曲折ありながら転職活動

転職活動中は、履歴書で落とされることも多くありました。

それでも転職エージェントの良いとこどりやインターネットで調べた早期離職体験記を読みながら、転職活動を進めていきました。

時には、面接で泣いてしまうような弱いところもありましたが、なんとかなんとか、無事内定を得ることができました。

営業職から広報職への職種チェンジ

新卒で入社した会社は営業職でしたが、今の仕事は広報をしています。

就活中から広報や人事系の仕事をしたく、探していましたが、広報を経験できるのは入社して数年経った人や広報経験がある人などと制限付きである場合が多く、大学の就活でいきなり広報を目指すと言うことは非現実的だったと思います。

それでも、今は広報として働くことができています。

これも中途採用でしか募集していない企業に入れるというメリットの1つだと思います。

早期離職をするメリット

うつ病とは無縁だと思っていた私がうつ病と診断されたとき。新卒で入社した会社を休職したとき。

お先真っ暗で絶望という気持ちが大きかったです。

しかし、1社目を半年で辞めて、2社目に入った現在、なだかんだ早く辞めて良かったことがそれなりにあったと思えるようになりました。

働きやすい労働環境を手に入れられる

新卒で入社した会社を半年で辞めて一番大きなメリットは働きやすい労働環境を手に入れられたことです。

新卒で入社した会社と比較することしかできないですが、今の会社はとても働くやすい労働環境が揃っています。

新卒で入社した会社で自覚したことですが、営業職は数字が一番です。

目標という名のノルマが課せられ、その数字を達成できないと詰められ、ひどく激怒されます。

達成できなかった社員への怒号が鳴り響く状況。とても嫌いでした。

そんな環境だったため、休日でも頭は仕事のことでいっぱい。

それなのに、その仕事自体にポジティブなイメージが全くないため、「やらなくちゃ」という気持ちばかりが先行し、休日もまともに休むことができませんでした。

そういったこともあり、しっかりとメリハリの付けられる新しい職場の環境はとても仕事がしやすいです。

自分の苦手なことは何なのか。

早期離職といっても、辞めるきっかけになる理由は必ずあると思います。

それをしっかり変えられる環境にいくことを意識することで、働きやすい労働環境を手に入れることができました。

こちらで詳しく話しています。

実績・経験なくてOK

社会人3年目となると、多くの人が転職をしようかな‥と頭をよぎります。

しかし、先日友人と話している時に、「転職したいけど自慢できるキャリアや経験なんてひとつもない」と愚痴を聞きました。

3年目となると、転職において「会社で今まで何をしてきたか」がとても大切になりますが、早期離職となると(良い意味でも・悪い意味でも)そうは言っていられません。

多少は何をしていたのですか?ということを聞かれましたが、面接官の方も気を使ってか大学時代の経験を聞かれることも多くありました。

3年目の転職で、大学時代のエピソードなど、ほとんど聞かれないと思います。

特にやりがいを感じていないのになんとなく続けている・目的はないけれど転職をしたいと思っている方はできるだけ早めに転職をした方がいいんだなと今更ながら思います。

ネガティブイメージがメリットになる

2社目に入社した時は、「この人、半年で前の会社辞めてるんだ‥ヤバイ奴なんだろうな〜と思われるだろうな〜」とずっと思っていました。

多くの人は前職を半年で辞めていると聞くと、ポジティブなイメージを持つことは少ないのが現実です。

第一印象は悪い方が良いとはよく言ったもの。

しかしながら、2社目に入社してからは、1社目は相当ひどい会社だったんだね‥とよく言われることが多くありました。

それだけ早期離職そのもののイメージは良くないことも実感しましたが、なんかやばいのかなこの人‥?というイメージが結果的に良い印象を与えることも多かったです。

若いうちに転職の経験を積める

復職として前職に戻ることは考えられなかったので、転職という手段しかなかったのが事実です。

しかし、今となっては若いうちに転職の経験を積んだこと。

そして、世の中にはたっくさんの会社があってまだまだ氷山の一角の、さらにほんの一部しか見えていないんだなと実感したのは大きなポイントでした。

というのも、こう言う形で発信することで誰かのためになっているという実感や次に職を変えるときはどういう視点で転職をしようか、などという自分が大切にしたいものが明確に見えてくるようになりました。

1回転職をするという経験だけでこれだけ視点が変わるのかというのは自分の大きな経験という資産になったと思います。

デメリットも多いが得られるメリットは時間限定

「早期離職」と検索をかけると、「早期離職 メリット」よりも「早期離職 デメリット」の方が検索上位に出てきます。

それだけデメリットが大きく、それは会社にしても辞めたい側にしても損失であるといえます。

しかし、早期離職だからこそ受けられると感じた良い点も多くありました。

「続けること」だけが全てではない

当時はネガティブな気持ちでいっぱいでしたが、転職をして普段から見えるものが変わりましたし、念願の職種チェンジにも成功しました。

仕事は3年は続けなさいと私もずっと思っていたし、ましてや1年も続けていない自分なんてという気持ちでいっぱいでした。

しかし、それだけがすべてではありません。

3年続けようとして、体調や心を壊してしまう方がよっぽどその後の道がハードになります。

早期離職は会社にとっても社員にとってもデメリットが大きいのが前提ですが、そんな私がほんの少し感じた早期離職のメリットのお話でした。

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