新卒入社半年で退職。それでも大丈夫だよ、とあの頃の自分に伝えたい

新卒入社半年で退職。それでも大丈夫だよ、とあの頃の私に伝えたい 早期離職

私は新卒入社した会社を半年で辞めました。

大学生のときに憧れていた会社。そんな憧れの会社に入社できることをとてもワクワクしていました。

しかし、入社直後から、どうしても会社と自分が合わず、みるみるうちに体調を崩してしまいました。

新卒入社した会社を半年も経たないうちにうつ病と診断され、そのまま休職。退職しました。

社会人3年目になった今、当時のことを振り返ると、「3年働かないと‥」という言葉にとらわれすぎていたり、休職や1年未満での転職を過度に心配し恐れていました。

そんな当時の私に「それでも大丈夫だよ。」と伝えてあげたくなった話です。

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新卒入社半年で休職、退職

今はもうあまり言われないかもしれませんが、入社したからには3年は続けた方が良いという言葉があります。石の上にも3年とも言いますね。

私はこの言葉にめちゃくちゃとらわれていました。

なんとなく3年経たないうち辞めちゃだめ。

その言葉で自分を鼓舞していましたが、初めて転職サイトに登録したのは、入社してたった2ヶ月後の6月。

3年どころかあと1年も働くことはできない‥と、絶望しかありませんでした。

罪悪感でいっぱいの毎日

休職に入る選択後〜休職に入って間もない頃は罪悪感でいっぱいの毎日でした。

仕事を放棄して休職へ入ってしまった自分への情けなさ。

こんなはずじゃなかったのに‥と頭では思いますが、休職をしている現状、どうしようもできません。

会社から離れて安心する気持ちも束の間、罪悪感でいっぱいの日々を過ごしていました。

いまもし休職している人がいたら、こんな気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。

雇ってくれる会社はない?

新卒入社半年で転職活動をするなんて、私が一番夢にも思っていなかったので一体どんな会社が私を入社半年で辞めた私を雇ってくれるのだろうとずっと疑問でした。

新卒で入社した会社を辞めることを決意し、転職活動に踏み込んだとき、初めて第二新卒という言葉を知りました。

転職試験や面接をしてみての感想は「意外と話を聞いてくれるし、意外と書類もみてくれる」ということ。

どうして前職を辞めたのですか?ということは散っっっ々聞かれましたが、「長く働ける会社ではない」「新規開拓や残業ありきのスタイルがどうしても向いていなかった」など、対策を練ることでだんだんと対応できるようになっていきました。

転職するのは私だけ

当時、大学の友人やゼミのメンバーなど、私の耳には誰かが転職するといった情報は入ってきませんでした。

みんな上司が面倒だの仕事が大変だの言いながらも続けているのです。

私の現状を話し、どんな人に聞いても「そんな会社辞めちゃいなよ〜」と言われますが、そんなのも愚痴程度。

うつ病と診断され、休職をして転職をした私のような人など、誰もいませんでした。

しかし、新卒で入社した会社には戻りたくないという決意はとても固かったです。

転職経験者が周りにいない中での初めての転職(しかも新卒半年で休職の曰く付き!)は、かなり孤独なものでした。

社会人3年目を迎えて

そんな私も社会人3年目になりました。

3年目になって驚いたのが周りの人たちがどんどん仕事を辞めているということ。

仕事内容を心機一転させたくて辞める人やキャリアアップのために辞めるがほとんどですが、生活環境が変わり、転居が理由で転職をする人。

専門学校や職業訓練学校に通うために会社を辞める人も多くいました。

新卒で入社した会社で同期として入った友人は自分の夢を叶えて楽しそうに仕事をしていたのが印象的。

自分はあくまで先陣を切ったというだけで3年も経てば、色んな理由で転職する人がいる。

当時の自分にも伝えてあげたいことのひとつです。

専門学校や起業など色んな選択肢がある

新たにやりたい分野が見つかった・夢を叶えたいなどの理由で専門学校や起業をした人もいました。

一度社会人になってからでも、もう一度学校へ行くという選択をした人はすごいなあと思いますし、なによりやりたいことがあるということはとても素敵だなあと思うばかりです。

「やりたいこと」と言えるまでのことはないとしても、何か現状を変えたいと思うことで行動できる人は、一つの会社で燻っているよりもずっとずっと良いことだと思えるようになりました。

行動を起こせることは素敵なこと

仕事が大変などいろいろな理由があれど少しでも現状を変えたいと思い、情報収集として私のブログを見たりTwitterで転職アカウントを作っている人はすでに現状から脱却しようとしていて、前向き行動を起こせているんだと思います。

確実に次への一歩を前向きに歩み始めているとしか思えません。

そうやって、次の行動にアクションを起こせることそのものがとても前を向いていて、強いことであるとずっと感じています。

もはや転職が怖くない

1度転職をすると、転職に対して不安感がぐっと減るものだと思います。

もちろん、闇雲に転職することは良くないですが、気軽にどんな会社が求人を募集しているんだろう。

仕事をしている上で、広報だけじゃなく、IRやマスコミ側も少し見てみたいかも。などと視野がどんどん広がっているのを感じます。

現在働いている会社の上司の転職回数はなんと9回。

それでもこうやってちゃんと働いているのをみると、もっともっと仕事に対する捉え方は気軽で良いのではと感じずにはいられません。

仕事で求職者の履歴書をみる機会もありますが、1社の社歴が短い人・転職回数が多い人はたくさんいることに驚きます。

世の中にはたくさんの仕事がある

まだ社会人3年目の私がいうのもなんですが、1つの会社とっても、総務から営業、企画、販促、開発などと多くの職種があります。

新卒で入った会社はほとんどの人が営業に従事していたため、色んな種類の仕事があることさえも見えていなかったのが現状でした。

自分に合う仕事がなにかわからないです というメッセージが質問箱にもよく寄せられます。

そういう方は「どのような働き方が理想なのか」ということを考えるのが良いかなあと思います。

自分のキャリアアップを目指して働くのか。それとも、定時で帰って自分の好きなことや趣味を充実させたいのか、それだけでも見える視点は大きく変わってくるものだと思います。

視野が広くなると見えるものが変わる

土日返上で仕事をして、長時間の残業をして、連絡には何時でも即レス‥そんな風に仕事をする人が偉いと思っていました。

新卒で入社した会社にはそんな人が圧倒的に多く、もちろん仕事熱心なことはとても良いと思います。やりたい人はどんどんやるべきだと思います。

しかし、仕事に迷惑をかけない範囲であるならそうであることだけが正解とは限りません。

スンッとした顔で帰れば良いのです。それが難しいこともあるけど‥意識だけはね!

新卒入社半年で退職した人がいたら

新卒入社半年、もしくはそれ以前にあまりに業務が合わずに休職している人や退職を検討している人、大きな目で見ると少なくはないと思います。

新卒で入社した会社を半年も経たない内に退職する」と字面だけを見れば、マイナスなイメージしかなくても、深く探っていくと誰よりも早く新しいことにチャレンジできるチャンスや自分の本当のやりたいことのヒントを見つけるきっかけ、など悪くないと今になってやっと思えます。

辞めグセがつくことや、次の会社もすぐ辞めるのではないか、と懸念されるのは仕方ないですが、新卒で入社した会社を不本意で辞めなければいけない状況になってしまったのならば、次にいく会社で長く働きたい気持ちは誰よりも強いも

きちんと危機感を持っている人がしっかり情報収集をして、ここにたどりついてると思います。

そういった行動をできている時点で、誰よりも強いんだよ、と私は心からそう思います。そして、その頃の自分にはもっと気楽に考えて大丈夫なんだよ、と伝えたいです。

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