私は新卒入社した会社をたった半年で休職。
休職期間を経て退職しました。
休職に入った時は、まさか自分が休職するなんてという気持ちでいっぱいでした。
休職に入った後、決めなくてはならないのは、復職か退職。
もちろん、復職前提で話は進められていきますが私の周りは休職後、そのまま退職する人が多いのが現実でした。
そんな私が休職中に、上司へ退職したいことを伝えたときの話です。
休職期間中。退職を決断
休職期間に入ってなんとなく「もう戻れない」とは思っていましたが、いずれはっきりと決断を出さなければなりません。
休職期間も3ヶ月を過ぎた頃、復職か退職かを悩んでいた私は退職することに決めました。
第一にあの環境では働きたくないと強く感じたこと。
会社の90%以上の人が営業職で他の部署への異動は考えられなかったこと。
エリア異動が根本的に難しいこと。若い人が多く社員が長く働ける会社では無いことなどを踏まえ、退職を決めました。
満を持して上司に連絡
退職を決めたからには、上司に連絡しなければなりません。
今もですが、仕事において大切なことや重要なことを連絡することが本当に苦手でした。
それを聞いた当人の衝撃や疑問を受ける様子を考えると、本当に言えなくなります。
とはいえ、仕事において相談や悩み事は早く伝えることに越したことはありません。
休職に至る原因となった苦手な苦手な苦手すぎる上司。
大切なことは直接話した方が良いと思いながらも、直接話す勇気は到底ありませんでした。
上司に退職の旨を伝える
伝える方法は電話?直接?それともメール?
最終的に、私はメールで退職を伝えました。
どんなメッセージも切り捨てるように返事が早い上司でした。
退職したい旨、書いては消し書いては消しを数時間繰り返しました。
このようなことになって申し訳ございませんでしたと締め、送信ボタンを押しました。
数分後に返ってきた返事は、「了解。書類は人事から行くと思います。荷物はどうしますか?」という内容でした。
さっぱりしているところは上司の良いところかもしれませんが、あまりにサッと受け取られ過ぎてなんとも言えませんでした。(でも、これぐらいの返事が後を引かずに良いのかもしれない、と今になっては思います。)
荷物はどうする?
いきなり休職に入ったため、残してきてしまった会社の荷物。
退職が決まってから、これらをどうしますか?と聞かれました。
処分という選択肢もありますが、と言われたので迷わず処分をお願いしました。
お昼休みに食べようと思っていたけれどあまりに食欲を失い過ぎて食べ損ねたカップラーメンやパン。何を言っているかわからない私の殴り書きメモ。
これらを自分の手で捨てられないことと同期や先輩、上司に見られてしまうことに恥ずかしさを感じましたが、私にとって会社に足を運ぶことより何十倍もマシでした。
無駄にセキュリティが強すぎるノートパソコンやタブレット。
直接渡すよりはるかに手間がかかる重厚な梱包をして、開けられる?大丈夫?と思いつつすべてきれいにダンボールに詰めて返却しました。
会社へは行かなくてはならない?
休職してから1度も会社へ足を運ぶことはありませんでした。
同じ時期に休職していた同期は私より先に辞めましたが、休職に入ってから1度も会社へ行くことなくそのまま辞めたとのことで私と同じでした。
荷物を取りに行きたい場合は、誰もいない時に行った。
上司1人に鍵を開けてもらって会社が休みの日に行ったなど、気を遣ってもらえた場合も多くあるようです。
意外とあっさりだった
退職を伝える前はあんなにもドキドキしていたのに、了解という言葉をもらえてからは意外とあっさり終わるものなんだと拍子抜けしたほどでした。
その教訓は今でも生きていて、退職を伝えるという重大な局面においても、あの程度のリアクションだったんだから、もっともっと何事にも気楽で良い。
と仕事をする上での教訓にもつながっています。
しかし、その時に勇気とエネルギーが必要だったことは紛れもない事実。
ただ、証跡を残せとメールを推奨する上司でしたが、大切なことは電話で伝えてと謎なことを言うときもあったので、メールを選びました。
今となっては、メール+電話をしろ、という意味だったんだな〜と思います。あっさりメールで送ってしまったことは、上司にとっては本意ではなかったと思います。
退職を伝えるにも勇気が必要だよねって話
うつ病と診断され、休職が必要と言われたことを報告したときも、「了解」とだけ返事がきたな〜と思い出しつつ、何をするにもHSP気質を持つ私はいつも必要以上にドキドキしていることに気づくのです。
毎回考えた最悪の結論よりも、意外と大丈夫そう・うまく行きそうとなるため、結果的に安心するため、心労ばかりがたたるタイプ。
人よりも時間がかかったり、仕事においてとりあえずやってみてから考える、がなかなかできない性格は、どうしてもこの会社には合わなかったんだろうなあと改めて自覚した瞬間でした。
遅かれ早かれ伝えなければならない休職中の報告。
休職中は自分との戦いであり、労わる期間だと思いますが、たまにの勇気を出す、の連続なんだなあと思うのです。
今休職で悩んでいる方や何かを報告しなければならない方の参考になれば幸いです。