転職エージェントも早期離職者だった!転職エージェントの言い回し術に感動した話

転職の話

私は新卒で入社した会社を半年でうつ病になったのち、休職、そして退職をしました。

働かないわけにはいかなかったので転職活動を行いました。

新卒で入社して、1年も経たずに転職をするなど思ってもいませんでしたが、やるしかありません。

転職の手段といえば、転職サイト・転職エージェント・ハローワークなどでしょうか。

すべての手段に手を出しました。

その中でも転職エージェントの方と話す時間はとても心強かったです。

転職エージェントは自分のマイナスでネガティブな転職理由をありとあらゆるところをみるみるチェンジさせて、とても実りある内容にしてくれるなど、とても助けられました。

煙たがられがちな転職エージェント。しかし、本当に使うべきツールだと思います。

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ボロボロの状態で転職エージェントに登録

新卒で入社した会社で働き始めてから初めて転職サイトに登録したのは6月2日でした。

あってないようなお昼休みでビルの他の階のソファで横になるしかできず、転職サイトや転職エージェントの登録ばかりが増えていきました。

転職エージェントは当初からガンガン電話がかかってきますが、私はそんな余裕がなかったので1回電話がかかってきても、本格的にすぐ始めようとは思ってないことを伝えました。

転職エージェントもそれをわかっているのか、初めからガツガツという感じではありませんでした。

転職エージェントの言い回し術に感動

精神病でうつ病と診断されてからは、転職をしようと決意をし、改めて登録していたエージェントに電話をしました。

ここからが本格的な転職エージェントとの転職活動のはじまりでした。

初めは「ただサイトなどに掲載されていない仕事を紹介してくれる」人だと思っていましたが、その他にも転職に関する様々なことに力になってくれました。

入社1年で退職していた私の担当転職エージェント

私に話を合わせてくれた説‥は少しあるかもしれませんが、私のことを担当してくれたエージェントは前職を1年で辞めていました。(聞いた話によると大手製パンメーカーの営業)

その辛さや理由があることをとても共感してくれました。

Twitterやインターネットには同じ境遇の人がたくさんいますが、いざ声を出して話を聞いてくれる・聞かせてくれる人はなかなかいません。

その話を聞いてもらうだけでとても救いになりました。

もちろん、こちらの状況をリサーチするという目的もあるかもしれませんが、それを除いても多くのことを話すことで自分自身の頭の整理にもなりました。

同じような人がいることを知る

一般的に早期離職と言われる人を3年未満で退職する人とすると、3年未満に退職する割合は3割と言われています。

とはいえ、私は入社して1年も経っていない状態だったので、不安でいっぱい。心配もいっぱい。

思い切って聞いてみました。「私と同じように1年も経っていないのに転職をする人はいますか?」

すると、転職エージェントはこの時期は新卒で入社した人含め転職希望者は多くなります。

との答えが返ってきました。

ぼんやりと転職を意識している人・良い条件の会社があれば転職をしたい人が登録している場合も多く、転職エージェントへの敷居はとても低いものなんだと感じました。

とにかくネガティブな転職理由をチェンジ 

私がとても感動したのはこの部分でした。

私が思う私の転職理由は「営業という仕事が向いていない・上司との折り合いが悪すぎた・劣悪な職場環境」など、ネガティブなものばかりでした。

それを転職エージェントに語りながら、どうすればいいんだろうと困っていた時。

この私のネガティブな転職理由をみるみる納得できるものにチェンジされました。

営業という仕事が向いていないという点は、多くの人と関わって売って終わりという営業スタイルより、もっと近くでサポートしたり役に立つことを実感したかったという風に。

上司との折り合いの悪さは、常に近くにいなかったという問題点を踏まえ、ある程度は正直に話す。それを踏まえても、人事に相談しても(できる限りのことをしても)変わらないという結論だったことまで述べる。

劣悪な職場環境は、新卒入社をしてもほとんど辞めていく。管理職も20代、という社内文化であることに気づいた。(→長く続けられる職場ではないことを伝える)

とみるみる言い換えてネガティブな理由もこれだけ言い換えられます!本当に言いたかったことはこう言うことではありませんか?と言い聞かせてくれました。

もちろんこれらの転職理由はエージェントを介す面接でなくても、汎用性高く使えたのでたくさんの面接で使いました。

今となっては脆弱な転職理由かもしれませんが、当時の私にとってはなるほどな〜ということばかり。

ネガティブな理由ばかりを並べるのは良くないので、きちんと理由があって転職活動をしていることを述べることが大切と教えてもらいました。

硝子

早期離職だけじゃなくても、転職しようとしている方はぜひ使ってみてください!

企業がどんな人を求めているかを知る

私のことだけでなく、企業についてもたくさん教えてもらいました。

転職サイトはなかなか面接官にどんな人が来るのか・求める人物像は何なのかというところを教えてもらえません。

特に今となっては企業HPに書いてある求める人物像なんかは、あってないようなものだなあと思います。

それでも、面接官はどんな人、人を採用する上で何を大切にしているのか、などはエージェントからも手に入れることができる情報です。

ぜひ面接の前はどんな人が好まれるのか、求める人材なのかをエージェントから聞いてみてください。

また、企業側にエージェントが求職者はどのような人なのかを説明することも多いので、エージェントへの印象を良くしておくことも大切です。

心配なことはなんでも聞く。その代わりなんでも話す

少しでも心配なところや引っかかることはエージェントの人にくまなく聞くようにしました。それだけ聞きやすく、心強い存在だったのかもしれません。

ちなみに、休職期間がある人は休職のこと触れられたくないですよね。

私はこれも不安でエージェントの人に聞きました、すると休職期間があることは言わなくてもバレなかった。というエージェントが実際に使った理由が返ってきました。

ですので、私も言いませんでしたがそれで後々問答があったことはありませんでした。

あちらも情報はたくさん提供しているので、私が現在エージェントや他のサイト経由も含めどんな企業を受けているのかも説明していました。

決してほかの企業の悪口を言うことはなく面接を一緒に協力して進めてくれたので、転職エージェントには感謝しかありません。

何を譲れない?何を変えたい?

多く聞かれたのは、何を変えたくてどういうことを譲れないのかということです。

ここを明確にしないと、エージェントを経由した転職でもサイトを経由した転職でもうまくいかないと思います。

自分が問い詰められているような気分になり投げやりになってしまう気持ちもわからなくはないですが、そこは前職は何が嫌だったのか?を確実に・細かく考えていくしかありません。

企業に聞きにくいこそエージェントに聞く

実際の年収は?実際の福利厚生は?実際の社員の雰囲気は?知りたいことはたくさんありますが、あれもこれも聞いては面接官に良い印象を与えることはできません。

もちろんヘッドハンティングなどの強めな面接ならガンガン聞いてもOKだと思いますが、私たちのような一般的に不利なんじゃないかな〜と思われる立場は尚更です。

そんなこそエージェントに聞くべきです。

転職エージェントは基本的には私たちの味方であることには変わりはありません。

そこを逆手にとって細かいところまでエージェントに聞きまくる。

なんでちゃんになるのも1つの手段だと、とても思います。

使えるものはなんでも使う!早期離職でも転職エージェントは登録すべき

仲間が一斉に就職先を探し出す大学の就職活動とは違い、転職はとても孤独です。

ましてや、周りはまだ誰も転職していないのに‥自分が初めて転職をする‥。

とても怖くて、大丈夫かな?本当にこんなんで良いのかな?と思うこと、数多くあると思います。

気軽に相談できないし、相談できる同期や仲間もいない。

そういう時は、転職エージェントを自分の味方につけて、たくさん話をするべきだと思います。

もちろん親身になってくれたから‥と転職エージェントが勧めてくれた会社に必ず入社しなければならないと言うわけではありません。

そんな状態で入社してまたすぐ辞めてしまったら全員にとって残念な結果となってしまいます。

気を張らずに、上手に使うべき。それが転職エージェントだと思います。