私は新卒で入社した会社を半年でうつ病と診断され、休職。
その後、復職することなく退職しました。
まさか自分が入社半年でこんな状態になってしまうとはまったく思っていなかったため、毎日毎日自分への情けなさや後悔、怒りや不甲斐なさなどいろんな感情でいっぱいいっぱいでした。
紆余曲折ありながらも、現在は無事面接をクリアし、メーカーの広報として働いて2年目になります。
そんな私が早期離職における面接で大切なことを振り返ります。
3年未満で辞めていい?
私が初めて転職サイトに登録したのは、新卒で入社した会社に勤めてたった2ヶ月後の6月でした。
今この記事を見ている方はきっと入社してまだ3年も経っていない方が多いのではないでしょうか。
石の上にも3年などという言葉もある通り、3年未満で辞めるのはなんとなくダメな気がする‥と私もずっと思っていました。
3年で3割の人が辞めるとも聞いたことがあります。その確率は高いけれど、自分の周りで辞めた人はまだいない。
しかし、この状況だと1年どころか3年も働けない。
そんな思いから転職に踏み切ったのでした。
周りに経験者がいない状況での転職
周りに転職経験者など1人もいませんでした。
入社5年や7年で転職をする人の体験談とは訳が違います。
新卒入社して1年も経たないうちに転職する人などいるわけがない。これが私の考えでした。
とはいえ、転職活動は自分で舵を取って進めなければ始まりません。
あの会社には戻りたくない。そんな気持ちで転職活動を進めていました。
3年も経てばいろんな人が辞めていきます
現在、私は広報として働いて2年目ですが、社会人歴は3年目です。
3年も経てば、意外といろんな人が辞めています。
3年未満の離職割合が3割と言われていても、目に見える周りの人が辞めていないと本当は辞める人が全くいないのではないかと不安になっていた私。
3年経った今、自分はあくまで先陣を切っただけと思えるようにまでなりました。
3年も経つとネガティブな理由で辞める人もいれば、キャリアアップのため・起業・専門学校へ通うなどいろんな理由で辞める人がいます。
新卒1年以内の退職理由はネガティブな理由がほとんど
ただ、新卒1年以内の退職はほとんどの場合がネガティブな理由だと思います。
私が辞めた理由も、会社と私が合わないのはもちろん、雰囲気の悪い課内や果てしない残業、そしてそれが良しとされていることなど、長く続けられない、もう無理と挙げ句の果てにうつ病になってしまったのが原因です。
とはいえ、転職の面接を受ける場合につらつらと前職の悪口を行っても仕方ないのが事実。
言い方や捉え方を変えて、受け答えを変える必要があるのです。
【後日談】面接で大切だと思うこと
面接を終えた今だからこそわかる、面接における大切なことを考えたとき、退職の伝え方や休職の伝え方。
「また辞めてしまわないかな?」と懸念されないための熱意の使い方ですごく悩んだ覚えがありました。
退職理由(早期離職)の伝え方
退職理由はいかに「それなら私も辞めるな〜」と言わせるかを意識して作っていました。
エージェントや転職サイトには「キャリアアップで」や「キャリアチェンジで」となるべくネガティブに聞こえないようなことの方が良い言われますが、入社1年未満での退職にポジティブな理由はないと思っています。
なので私は、ネガティブだとしても会社の実情を話すようにしていました。
残業が多いのも事実だし、ほとんどの人が3年未満もしくは3年を目処に辞めてしまう。遅かれ早かれ私も辞めるだろうと言うことを踏まえ、転職活動に踏み切りました。と述べていました。
がっつり現在転職しています!という意思を伝えるより、転職市場に出てみてはじめて、意外と自分の能力を生かすことができる職場が多かったことが転職活動を始めたきっかけと話すことを意識していました。
もちろん、部署異動ができないか、など自分で出来る限りの努力をしたことを伝えることで、より強固なものになっていくことはお忘れなく。
熱意の伝え方
新卒で入社した会社以前に、会社を早く辞めたいと思い入社する人などいないと思います。
あまりに短い期間で転職をすると、「この人は辞めるハードルが下がっているのでは?」と思われるのは避けられません。
しかし、本当は誰よりも会社で長く働きたかったのではないでしょうか。
そういったなんとなく温度感が低い人と捉えられがちな早期離職は、熱意を強くアピールするだけで本気度を受け取ってもらえやすい気がしました。
自分が今まで何をしたかよりも、今後何をしたいかという方向に目を向け、そのために今努力していることを合わせて述べることで、「確かにそれは前職では叶えることができなさそうだな」と熱意を伝えることができたと思っています。
自己PRで言われがちな、コミュニケーション能力=面接の態度で伝わる、という方程式と同じように、熱意もその時の話し方や目線、手振りなどに出てくると思うのです。
休職の伝え方
質問箱やDMで転職に関する質問の中で一番多いものは、休職を伝えるか伝えないかです。
私も非常に迷いました。
しかし、それが面接の合否を決める懸念材料の1つになるのはとても惜しいぐらい、面接を受ける頃には回復していました。
それはもとより、新しい会社ではうつ病などまた無縁の生活に戻れると信じていました。
幸い、新卒で入社した会社を休職後〜現在までうつ病と思しき症状は出たことはありません。
後付けになりますが、そんな考えから休職している事実を伝えることはありませんでした。
それでも、心配をして何度も転職エージェントに確認していた私がいたのも事実。そんなお話は下記をお読みください。
困った時は転職エージェントに相談
先述した通り、転職を通して転職(早期離職での転職は尚更!)はとても孤独なものだと感じました。
誰かに相談するにしても同級生は誰も転職をしてないですし、職場の先輩にも話せるものではありません。
そこで、頼りになったのが転職エージェントでした。
転職エージェントのイメージはものすごい面接を急かされそう・私のようなスキルではどうせ相手にされないなど、ネガティブなイメージばかりでしたが、求職者の私に復職も含めたキャリア相談に乗ってもらいました。
仕事に困った時にもすぐ頼れる
転職前提ではなくても、なんとなく仕事のこういうところに困っている・いますぐ転職したいわけじゃなくてもキャリアの棚卸しをしたい、というときにも相談に乗ってくれる存在であると今は感じています。
転職をする上で絶対に必要な、職務経歴書や履歴書を書くのを手伝ってくれることもポイントが高かったです。
1人、履歴書を改めて仕上げる‥なんて行動力的・内容含め、絶対に難しかったです。
キャリアについて迷った時は
転職だけでなくキャリアについて迷った時はUZUZのキャリア相談がとても良かったです。
一番恐れていた転職活動の斡旋もなく、安易に転職を勧められるわけではありませんし、自分の判断に自信がない段階で気軽に相談ができます。
私のような休職中‥といった立場も柔軟に受け入れてくれるキャリアカウンセリングはとても救いになりました。
キャリアプラン設計なら【ニューキャリア】
早期離職の面接でも大丈夫
早期離職の面接はとにかく、なぜ辞めたの?根性がないの?どうして続けられなかったの?と思われることが怖くて怖くてたまりませんでした。
そんな中でも、面接の段階を踏んでいくことで、「本当に前の会社は環境が悪かったと思いました」「どんな人が来るんだろうと不安でした」などと、マイナス印象が先にいくため、かえって良かったと言った声もいただくことができました。
面接開始の序盤は、面接官の前でつい涙してしまうぐらい嫌な経験を思い出していましたが、それらも今思えば自分の強みであり、そんな職場から逃げられる行動力を持っていたんだ、と自分を褒めてあげたいです。