新卒入社半年で休職。私は最後まで会社に行かず退職を伝えました

早期離職


私は新卒入社半年で休職をしました。

休職してからは毎日、病気の療養をしながら復職or退職かを悩む日々。

休職に入れたことにとりあえず安堵するものの、またいつか会社に行かなければならない日が来る。

当時は会社に行くことに対して、嫌だや面倒だという気持ちよりも怖いという感覚が消えませんでした。

いつか会社に行かねければならないと考えるだけで、胸が苦しく、涙が出てくるような状態でした。

休職に入ったら、いつかまた会社に行かなければならない?

会社携帯や会社PCを持って帰っていた私。

会社の引き出しにはメモやカップラーメンが置きっぱなしでした。

スポンサーリンク

新卒入社半年でうつ病と診断

新卒入社半年でうつ病と診断されました。

最初はまさか自分がうつになるなど思ってもいなくて、ただただ自分にうつ病という診断が下されたことに驚いていました。

仕事から一旦離れられたことに対しては良かったものの、これから私はどうなる?

精神科の先生や周りの人は「とりあえず休もう」と言ってくれるものの、不安でいっぱいの毎日でした。


会社携帯やPCを送付

休職を告げられた日、私は偶然にも前日から仕事で使うPCや会社携帯を持って帰っていました。

それらを返さなければならない。

しかしながら、会社にはいけません。

会社携帯やPCは最寄りのヤマトから会社宛に送りました。

直接渡しに行く方が安いと思いますけど‥?と営業所の人に言われましたが、段ボールに荷物に詰めて送ったのでした。

休職中、退職を決意

結果的に休職期間を経て、退職することを決意しました。

新卒入社半年で休職し、その後退職。

そんな人は自分の周りにもいませんでした。

大学の中がよかった同級生の中で、まさか自分が一番最初に退職するなんて。

そんな思いでいっぱいでしたが、会社に戻る理由が見つかりませんでした。


結局同じことになるだろうという思い

新卒で入社した会社は広告を取り扱ういわゆる営業会社でした。

社員数も5000人を超えている大きな会社。

新卒で採用された同期入社も何百人という単位で、同期はたくさんいました。

どの同期に聞いても、「残業やノルマが辛い」という状況は変わっていませんでした。

同じ理由で休職を経ずに、新卒入社して2ヶ月足らずで退職していく同期もたくさんいました。

そんな会社に戻っても、また長時間残業やノルマに追われるばかりで同じことになる。

「自分が社会人として苦手なこと」に気づいたのもあり、改めて会社と自分が合わないことを自覚しました。


会社を変えるより自分が変わる方が早い

何千人といる社員の中で、会社を変えようとするのは無理がありました。

シンプルに自分の環境を変えた方が早い。

そう思いました。

人事との面談の際に、部署移動やエリア移動をこちらから提案しましたがどれもすぐには無理という判断でした。


もうパワハラ完璧主義上司の元で働きたくありません。

休職期間を経ましたが退職することを決意しました。

退職、どう伝える?

退職を決めたものの、退職する旨を伝えるにはどうすれば良いか。

一般的な退職となると挨拶をしたり、荷物を引き取ったりしなければなりませんが、休職をしている手前、取りに行くことはとても憚られました。

先輩とも良い関係を築けていたわけではなかったので、会社にいくことを思うで本当に嫌で嫌で仕方ありませんでした。

今ではきちんと挨拶して終わらせるべきということや、半年とは言えどお世話になったので、きちんと後始末をするべきだったと思います。

しかし、会社に行かなければならないことを考えると動機がしてくるほど恐怖で仕方ありませんでした。

メールで伝えました

休職中、月に1度は療養状況について上司に報告しなければならなかったので、そのメールで伝えることにしました。

半年で休職は満期となって退職となってしまうこと。

退職を自分の中で決断したこと。

このことを踏まえ、メールで退職したい旨を伝えました。

「了解」のみの返信メール

大嫌いだった上司から、なんと言う返事が来るかドキドキしながら退職の連絡をしました。

もう関わりたくはない反面、なんとも言えない切ない気持ちがあったのも正直なところです。

数時間後に帰ってきた返事は「了解」というひとことと、退職日に連絡が別途で人事から行くと思います。それだけでした。

荷物はすべて処分

会社に置いてある荷物は返送して欲しいものがあったら連絡してとのことでしたが、私はすべて処分をお願いしました。

デスクの引き出しに入っていたカップラーメンや独り言を書き殴ったようなメモを見られたかと思うと悲しく、恥ずかしい気持ちになりました。

片付けてくれる人には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、荷物はすべて処分することにしました。

その荷物がどうなったかは知る由はありません。

最後まで会社に行かず退職しました

結局、私は休職してから最後まで会社に行かず退職しました。

この方法は今となっては正しかったのかわかりません。

しかし私にとってその時、会社にいくことは何よりも恐怖で恐怖で仕方ありませんでした。

今休職をしている人で、いずれ会社に行かなければならないの?と心配している方。

私は、最後まで会社に出社することなく退職しました。

周りの休職→退職した同期に聞いても、会社に行った人もいれば行かずに退職した人。

どちらもいましたが、休職に入ってからは会社に顔を出すことなく辞めた同期が多かったです。