私は新卒で入社した会社を半年でうつ病になり休職。
その後復職することなく、退職しました。
休職する直前まで、こんなに仕事が立て込んでいるのに大丈夫だろうか。
私がここで仕事から離れたら、困る人がたくさんいると思い込んでいました。
そんな状態で休職してしまった私が、休職中の会社とのやりとりについてお話しします。
休職のきっかけ
休職のきっかけは最初にも述べたとおり、うつ病と診断されたからでした。
妙に持ちすぎる責任感や苦手な上司、仕事について聞きづらい環境の中で、とてつもない業務量をひとりで抱え込んでしまいました。
しかし、そんな業務を抱え込んでいる中、仕事を投げ出すわけにはいかないという思いからどんどん体調を崩していきました。
膨大な仕事量の中で力を抜いていい場所も分からず、気持ちばかりが先行し、疲れてしまいました。
他部署の先輩に心配されても、何も変わらないなら意味がないじゃん‥と卑屈に思ってしまい、そんな自分もどんどん嫌になりました。
どんどん減っていく同期
そんな中で、まことしやかに同期の誰かが辞めた、同期が休職している。
と耳に入ってくるようになりました。
新卒として入社して数ヶ月しか経っていないにもかかわらず、多くの人が辞めたり、会社から離れたりしている状況であることを知りました。
この仕事量を残して休職して大丈夫？
私だけが余裕がないわけではありません。
周りの先輩や上司は当然、私よりもたくさんの仕事を抱えていました。
もちろん長く働いている分、慣れやスピードはあると思います。
でも、私がこんなたくさんの仕事量を残して、私の仕事は誰がするの？ということでした。
でも、どんどん減っていく体重、泣きながら仕事に行く毎日、全くわかない食欲。
トイレの個室に入って、便座に座る元気もなく床にへたりこみ深呼吸をするような毎日に耐えられなくなりました。
休職へ
やっと探した精神科で診断された診断名はうつ病でした。
まさか自分がうつ病と診断されるとは思っておらず、休職に入ることも信じられませんでした。
まず、仕事から離れることが必要と言われているのに、私の口から出てくるのは仕事の代わりがいないと心配する言葉ばかりでした。
この時期に来る1年目の子、多いんだよと先生から言われたことも驚きました。
休職中のやりとり
苦手な上司に「休職になりました」なんて、どんなことを言われるかという恐怖にさいなまれながら連絡をしました。
数分後、返ってきたのは「了解」の一言でした。
次の日にアポがあったため、それが心配で電話をしましたが、医者から診断書が出ている以上、こちらも働かせることはできない。
そう言われ私は休職に入りました。
基本的に月1回の連絡のみ
基本的には休職のやりとりが月に1度のみでした。
記入用紙が添付されたメールが1通、人事から届きました。
診断書は毎月必要で、最初に病院からもらった診断書には「休職3ヶ月」と書かれていましたが、毎月の病院代が高つきました。
月末になると、体調変化や使っている薬を記入する紙と医師からの診断書をつけて書面で送る。
会社とはそれだけのやりとりでした。
一番嫌いだった上司から直接連絡がくることはなく、全て人事を通してのやりとりとなりました。
仕事に関しての連絡はなし
あんなに心配していた仕事内容や引き継ぎに関してのやりとりは一つもありませんでした。
私の行けなくなったアポは結局どうなったのか、今では知る由もありません。
私のとった行動は社会人としてどうなのか。
今となってはそう思いますが、当時の私にはそんなことを考える余裕はありませんでした。
仕事が立て込みすぎていて休職なんてできない。忙しすぎて休職など考えている場合ではない。と思い続けていましたが、そんな限界な状態で会社に行く方が危険な状態だと改めて思うのです。
出ていくお金と入ってくるお金
休職に入ると、会社から傷病手当金がもらえました。
しかし、休職に入ってからも毎月の保険料は払わなければなりません。
傷病手当金と調べると、もらえる時期が遅いという記事も多く出てきます。
私も休職に入った初月に申請をしましたが、最終的に審査がおり、初めて傷病手当金をもらえたのは休職開始月から3ヶ月後でした。
自分の仕事を心配するのは無駄
休職をして一番思ったことは、自分の仕事の心配をすることは無駄だったということです。
社会人として、責任を持って仕事をするのは当たり前です。
しかし、仕事には代わりがいて当たり前なのです。むしろ、そうであるべきなのです。
現在は転職をして2社目で働いていますが、重大だったポジションの人が辞めても、すぐに次の人や代わりの人が来ることに、当然ですが驚きました。
一方で、自分自身の代わりはいません。
うつや適応障害がひどくなる前に、その原因となる職場からは離れるべきということは、今でもずっと思います。
休職中。会社とのやり取りはほぼありません
結果的にびっくりするほど休職中の会社とのやりとりはありませんでした。
あんなに押し付けられていると感じていた仕事は実はぜんぜん無かったのかなあ、なんて思うほど。
新卒で休職をしている方、会社の仕事が心配で休職を懸念している方も、自分自身を失うほど悲しいことはありません。
自分が必要以上に会社から責められることも、上司から特別咎められることも、自分の過ぎた思い込みなのかもしれないなあと思った休職中のやりとりの話でした。