2019年4月
真新しいスーツに身を包み、楽しい同期と明るい職場で今後の社会人生活に希望を馳せていた。
大学時代の友人には社会人になりたくないな〜、社会人になってからが長い長い地獄だよ。
大学生活こそ人生の夏休み。
よく言われていたため、これから大変だねと言い合っていたが私は社会人が割と楽しみだった。
しかし、私は大学生で仲が良かったグループの中で一番最初に仕事をやめた。
大学の仲良しグループどころか学科で一番最初に辞めたのではないかと思うほど。
ある日、突然会社にいけなくなってしまった。
頑張ってもっと努力をすれば出社できたのかもしれない。
でもどうすれば良いのかわからなかった。そんな私に手段はなかった。
あってないような会社のお昼休みに毎日毎日転職サービスやエージェントの登録を重ねた。
InstagramのストーリーもTwitterの広告も全部転職サービスになった。
ありえないくらいメールや電話が来た。
あまりの商談にプレッシャーが迫りすぎて、訪問前に寄ったコメダ珈琲で泣きながら親に電話をかけた。
足ることを知らない褒めない主義の上司に「言いたいことがあるなら今ここで言いなさい」と言われ、みんなに聞こえるような間仕切りの商談ルームで「もう続けられません」と大声で言った。
久しぶりに研修で会う予定だった同期が休職していた。
自分には一生お世話になることがないだろうと思っていた心療内科に泣きながら連絡をした。
出張前に食べたおいしいはずの焼肉の味がまったくしなかった。
初めて電話をかけた精神科や心療内科で初診をことごとく断られた。
こんなはずじゃなかったのに、自分は何をやってきたんだだろう。
そんな後悔の中、今までの日常を送ってきました。
今まであったそんな日のこと、備忘録として書いていきたいと思っています。