休職からの転職。漠然とした「辞めたい」を感じます【質問箱】

マインド

過去に質問箱にいただいた質問を参考に、今私が思うことを掘り下げていけたらと思っています。

質問は随時、一番下の質問箱タブから受け付けていますので、気になった方は送っていただけると嬉しいです。

休職して退職してそれから転職活動し、4月から新しい会社に転職しました。
ほぼ1ヶ月経って漠然と「辞めたい」と思ってしまいます。
職種は前職と同じなのですが独自システムに独自ルール、慣れない処理に加えてテレワークでコミュニケーション不足で、、
手直しされることも多く、人間関係も全然わからず、馴染めるのか続けられるのか不安で仕方ありません、、
硝子さんは最初の1ヶ月どんな感じしたか?

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新卒入社半年で退職。そして転職

まずは転職、おめでとうございます!

休職からの退職。そして転職。

初めてが続きすぎて本当に疲れる日々だと思います。

私も、新卒で入った会社を半年で退職したため、休職〜転職〜入社までに漠然とした不安がずっと付きまとっていました。

初めての休職。初めての転職活動。そして、初めての転職。

社会人とは何がなんだかよくわからないまま転職をすることも憚られましたし、そもそも私、これからちゃんと働ける?私、本当に大丈夫?がっかりされるのかな‥入社半年で辞めてる人なて、周りかやばい奴だと思われてるんだろうなあ。

と。自分への不安と自分へ向けられている不安を勝手に想像しては、心配になっていました。

転職後、私の1ヶ月

初めての転職。

人材広告会社の営業から、メーカーの広報となった私は、驚くことがたくさんの毎日でした。

会社の規模も違えば、働き方も違います。定時の概念、勤怠の考え方、やることなすことすべて違いました。

そんな新しい会社に目を輝かせつつ、一方で目の前にいる人がどんな人なのかも全くわからない、新卒と違って今月入社したのは私だけ、あの人なんか怖そう‥、この手続きどうやるんだっけ?など、どうでも良いことを共有する人はいません。

しかし、入社したからにはやるしかありません。

質問者さんの漠然とした「辞めたい」は、何もわからないことへの不安なのではと思います。

わからない状態って一番怖いの、よくわかります。

とはいえ、仕事を覚えなければならない転職1ヶ月目。

仕事に取り組むだけでいっぱいいっぱいでしたが、少しでも漠然とした不安要素を消すために、今になって気をつけた方が良かったなあ思うことがいくつかあります。

職場の人間関係の把握

企業は「新しい風を吹かせたい」とよく言うわりには、企業にとって違和感のある存在であり続けることはとても難しいことだと散々インターネットで見ていました。

そのため、最初の1ヶ月は社内の人間関係を見ることが一番大切だと思います。

初めのうちに、なんとなく頼りになりそうな人・細かくて面倒そうな人・怒りっぽい人など、社内のそんな意外と大事な人間関係の部分を研究することが大切です。

転職者という立場から、俯瞰して会社を見てみると、この会社こう言う人が多いのかな〜と気づけて楽しかったことを思い出しました。

ちなみに、今の私いる会社は、割と細かいことに気づいて主張するタイプの人が多いのです‥。

でも人間関係の把握は、のちの自分の身を助けることになるのは間違いありません。

転職したからこそわかる前の職場とはこんなところが違うな〜と思いながら仕事をするの、割と楽しい気がします。

自己開示をする

自己開示をするというより、自己開示をしていくしかない!というのが私の転職しての印象。

新卒で入社すると、新入社員として一括りにされ自分以外の仲間もたくさんいます。

同じ時期に入った分、わからないことも会社に対して思うことも気軽に話せて気軽に共感してもらえる立ち位置。

しかし、転職となると入社時は1人だけ。転職は孤独と言いますが、転職してからもだいぶ孤独です。

既に存在している組織に1人で入っていく状況は私の苦手な部分であり、憂鬱になることは分かってはいたものの、想像以上に辛かったです。

しかし、自分から自己開示をしていくしかありません。

転職者とはいえ、新参者と気にしてくれるのは自分の部署ぐらいだと思います。

転職は周りもどんな人なんだろう?という興味もありますが、自分はそれ以上に不安でいっぱいなもの。

そんな自分があの人よくわからない‥謎の存在で終わってしまうよりは、組織の中でいかに自分はこんな人ですということを知ってもらうことはとても大切だと感じました。

そもそも‥仕事に対するスタンスを考える

仕事に漠然と「辞めたい」と感じても、仕事に対するスタンスを忘れないことで、辞めたいを防ぐことができると考えます。

私は仕事対して「頑張らなくちゃいけない、一生懸命やらなくちゃ、仕事とは身を粉にしてするもの」という印象がずっとどこかであったのです。

だから、ずっと真剣に取り組まなくちゃならない、残業や休日出勤はすればするほど偉いのだ、と肩の力を抜く時間が全くありませんでした。

しかし、今は違います。

仕事をする理由はいろいろあります。

もちろん大前提はお金を稼ぐため。

その中にキャリアアップしたいから・この会社でやりたい仕事があるから・のんびりとした会社でなんとなく働ければ良い・頑張りすぎたくない・趣味を充実させるため、など突き詰めていくといろいろあると思います。

自分は何のために働いている?この原点に立ち戻ることで周りに流されずに仕事に対するスタンスを貫くことができると思います。

人からどう見られるかより大切なこと

人からどう見られるかより大切なことは、どんな目的でその仕事をしているかです。

任務の遂行以前に、一番大事な視点だったなあと今になって思います。

たくさんのお金を稼ぎたいという思いが強いなら、その会社でお金を稼ぐにはどうすれば良いかを考1番に考えると、自然と漠然とした気持ちはおさまってくると思います。

完全年功序列の企業ならおとなしく年数を重ねていくことが大切だし、ノルマを達成することでたくさんお金がもらえるなら、ノルマ達成に尽力する。

毎日定時に帰りたい!という思いがあるなら、定時までに仕事をいかにはやく終わらせるかだけを考えれば良いのです。

漠然とした「辞めたい」。

私も会社員自体あまり向いていないと思っているので、拘束される労働からは解放されたいとは思います。

でも、自分は今なんのために仕事をしている?と原点に立ち返ると、今やるべきことが見えてくるものだなあと日々感じています。

漠然とした「辞めたい」に立ち向かうために

ただ漠然とした辞めたいに立ち向かうために、仕事はのスタンスを定期的に自分で振り返ることが大切だと思います。

つい、忙しい毎日を過ごしていると忘れてしまうので、私は定期的に思い出します。

おそらく質問者さんの漠然とした辞めたいは、わからないことへ対する不安なんだと思います。

転職者が不安を拭うにはとりあえず目の前の仕事や仕事の取り組み方について、新参者と言われるうちにたくさん覚えておくこと。

自分の居心地の良さづくり、が転職1ヶ月目にかかっているのではないかと思います。


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