プレッシャーに弱いHSPがプレッシャーに負けないために

マインド

組織が向いていない・会社員が向いていない。

HSPの私は常にそう思いながら仕事をしていました。

社会人として当然である、期限・ノルマ・上司の監視下。

当然のこととはわかっているものの考えるだけで心がとてもチクチクします。

HSPに向いている仕事と調べると「クリエイティブ」な仕事と出てきますが、すべてのHSPがすぐにクリエイティブな仕事ができるかというとそうではありません。

会社員として働くHSPがプレッシャーに負けてしまわないためにできることをこの記事を通して伝えていきます。

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HSPは会社員に向いていない?

HSPの自分は会社員に向いていないと思う人も多いのではないでしょうか。

見事なまでに見せつけられる同期との差、オフィス内で誰かが怒られていると自分も怒られている気分になるなど、私も会社員として働くことがつらいと思ったこと、何回もありました。

新卒で入社した会社を半年でうつ病になったときは「どうして周りにできることが私にはできないんだろう」と責めてばかりでした。

 

プレッシャーに負けないために今日からできること

プレッシャーを感じやすいと自覚をしていても、プレッシャーのせいで精神が参ってしまっては本末転倒です。

そんなHSPがプレッシャーに負けないために、私が実践している今日からできる考え方を共有します。

自分自身を褒める

プレッシャーを感じてしまうHSPは「私になんてできない」「また失敗したらどうしよう」とつい自分自身を責めてしまいがちです。

新卒入社した会社を半年で辞めた時も、「どうして周りの人はできていることが私にはできないのだろう」とずっと思っていました。

しかし、このように自分を責め続けては、成長はありませんし、学びもありません。

まずは自分自身を労って、自分自身を褒める。

それこそ、完璧主義で理想が高いHSPだからこそ、褒めるべき点はたくさんあるのではないでしょうか。

今日も朝早起きできた」「昨日できなかったことをできるようになった」「勇気を出して質問ができた」

これらを繰り返すことで、継続できる自分そのものを褒めることもできるようになってきます。

HSPは常に頭の中で、たくさんのことを考えているためたまにはアウトプット。

寝る前に1日10個、日記でもメモでも、書いてみるのがおすすめです。

 

自分の武器を身につける

HSPはこの案件、私にできるかな?」「なんとなく不安‥」など仕事に対して漠然とした不安を持つことが多いと思います。

そんな時、一番手っ取り早い方法は誰よりも賢くなること。

すなわち、自分の業種にとって「本当に使える知識」を身につけること

ノウハウコレクターとして揶揄されることもありますが、まずはノウハウコレクターを目指すべきなのです。

例えば、営業ならアイスブレイクやトークテーマ、交渉術。

広報であれば、プレスリリースの基礎知識、ライティング能力などです。

特に新卒社会人は先述した、「本当に使える知識」をまだ持っていない状態。

それは、武器をもっていないまま戦場にいき、撃沈しているようなもの。

ある意味、何も持っていないない故に漠然と不安になることは当然のことなのです。

HSPに限らず、武器をたくさん持つことによってプレッシャーを減らしていくことに繋がります。

迷った時は、とりあえず飛ばす

HSPに多い悩みとして、「迷うことが多すぎてよく手が止まる」というものがあります。

しかも、周りが忙しそう・上司が少し機嫌が悪そうなと、タイミングが分からず聞くこともままなりません。

そうやって、手が止まり仕事が遅くなる悪循環がHSPにはあります。

 

その時に思い出して欲しいのは、「迷った時は、とりあえず飛ばす」こと。

迷った点をメモを書いて残しておく。

私も資料を一つ作るだけで多くの点で迷います。でも逐一聞くのも気が引けますし、どんどん時間が消耗するばかり。

いったん、メモに残しておくことで、仕事を進める段階で、ヒントができたり、わからない理由がわかったりしてくるものです。

また、自分が疑問と思っている内容に根拠を持つことができれば、上司に指摘されたとしても自分が迷った明確な理由があるため、自信をもって話すことができるのです。

頭を常にクリーンにする

業務が立て込んでいたり、やることがたくさんあったりすると頭が混乱して、あれもこれもと結局何も進まなくなってしまうものですよね。

私もマルチタスクが苦手で、優先順位の組み立てで怒られることが多かったです。

そこで大切なのが常に頭をクリーンにすること。

マルチタスクが苦手だからこそ、優先順位を組み立てることがより大切になるのです。

優先順位を立てるときに迷ってしまう場合は「重要度」と「緊急度」で分類すること。

すると、重要で緊急なことから取り組んでいけばいいと常に頭をクリーンに保つことができるのです。

初めは、シングルタスクをこなし続けるマシーンのような状態になっても良いと思います。

1つ1つきちんとこなして、完成させて、終える。

この成功体験の連続で常に頭をクリーンにできるようになったと感じています。

HSPは「気にしない」が難しいからこそ

HSPはプレッシャーがかかりやすいとはいえ、それを気にしないのは難しいことです。

気にしないのは難しいからこそ、対策や考え方をひと工夫する必要があるのです。

あれをしろ、これをしろと言われたことを、すぐに実践することは簡単なことではありません。

しかし、1日1つでも新しいことをできるようになることで、プレッシャーがかかる場面でも、自分に迷うことなく対応することができるようになるものだと思います。

プレッシャーに弱いHSPが負けないために

要領良くものごとをこなせない自分を責めたり、完璧主義な性格のせいでできないと嫌になることも多かったです。

しかも、少しのことで躓き、迷うことが多く、困ってばかりな毎日。

しかし、少しずつ対策を考え、自分を強くしていく感覚が持てるようになると、仕事も自然と頑張ろうかなあと思えるようになりました。

私自身もまだまだ成長過程ですが、自分を許しながら、褒めながら。

HSPが持つ優しさを内側へも向けるべきなんだと思うのです。