【未経験で広報へ】営業から広報に転職した私の転職話

営業から広報になった私の転職話 早期離職

私は新卒で入社した会社で人材広告の営業をしていました。

膨大なノルマや言葉足らずな上司、とにかく忙しい営業会社そのものに体調を崩し休職。

社会人1年目の年の10月に休職に入り、半年の休職期間を経て退職しました。

「営業はもうやりたくない!」という気持ち一心で転職活動をして、現在はメーカーの広報として働いています。

そんな私の営業→広報に転職してみてを振り返ります。

営業から広報を目指している方、広報ってどんな仕事なのか、気になる方の参考になれば嬉しいです。

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もう限界!営業脱出大作戦

私は2019年の4月に新卒で人材広告を扱う会社に入社しました。

大学時代は入社先に内定をもらえたことがとても嬉しくて、働くことがとても楽しみで、他の同級生よりポジティブに捉えていました。

しかし、初めて転職サイトに登録したのは、2019年の6月。

入社してたった2ヶ月後でした。

毎日の長時間の残業に加え、果てしないノルマ。

会社内も人が入ってきては辞め、中途社員も「この会社はやばい」と去っていく会社。

入社したての新卒ながらも、なんとなく長く働ける環境ではないと気付きました。

営業で苦手だったこと

営業で苦手だったことはたくさんありますが、営業の根本的な部分である「交渉」が特に苦手でした。

それは今でも変わらずですが、大きなお願いをすることやいわゆるお願い営業と言われるものがびっくりするほどできませんでした。

「入社して数ヶ月なんだから、できなくても当たり前。」そう言われて当然ですが、社会人3年目になった現在もやはり苦手。

なので、交渉やちょっとした駆け引きをする時は、やっぱり喉につかえるような思いになるのです。

それに加え、上司が同席していると全然話せなくなる、人前での電話(テレアポ)が本当にしんどい、など大学時代には見えてこなかった自分の欠点が仕事をしてみてたくさん見えてきました。

営業から広報を目指し転職活動開始

新卒2ヶ月で転職しようと決意はしたものの結果的に、在職中に転職活動を行う余裕はありませんでした。

そして、新卒入社して半年後、うつ病と診断され休職に入りました。

休職中、この会社は遅かれ早かれ辞めると思い、退職することを決意。

「営業はもうしたくない!」の一心で、転職活動を開始しました。

でも、前向きに考えても「人と話すことは好き」ですし、事務職に向いているかと言われるとそうではないと自負していました。

そこで、社外社内問わず人と関われる仕事「広報」に興味を持ちました。

広報の定義はめちゃくちゃ会社による

現在はメーカーの広報として働いていますが、転職活動をしていた時に思ったことは、広報の定義が会社によってさまざま過ぎることです。

広報と一概に言っても、営業事務に近いような資料作成だったりや、訪問にいき営業し、と営業と変わらない仕事をしている人。

マスコミやメディアへの対応がメインだったりと、広報と言えど会社によってやることはさまざまなんだと転職活動をして初めて感じました。

広報を目指すと言っても、営業に近い形の広報はとても御免だったので、そういうところはあらかじめ避ける!!

とはいえ、広報の募集そのものが少ないとも実感していました。

しかし、転職に妥協はしたくない。

次に働く会社すぐには辞めたくないという思いから、長丁場の転職活動を覚悟しました。

営業と広報は似ている?

転職活動を経て、紆余曲折ありながらもメーカーの立ち上がってまもない広報部に入社することができました。

が、今となっては営業と広報は似た側面がたくさんあると感じています。

広報はどれだけメディアやマスコミに取り上げてもらって、会社そのものの名前を売っていく。

会社や製品のPRを行っていかなければなりません。

営業としてお客様に商品を知ってもらう一歩前段階(会社名を知ってもらう、製品を知ってもらう)という仕事と認識しています。

ただ、営業は売り上げがしっかりと1桁台まで数字をはっきりと算出できますが、広報は「効果が出ているのかどうなのか」を見る指標がなく、かなり難しいです。

硝子
硝子

CMを見て企業を知っていても、わざわざその会社に「御社のこと、知ってるよ〜」と伝えることはありませんもんね。

その中で社内でどう立場を確立していくか‥私が特に悩んでいるところです。

広報志望の転職理由

多くの人が気になるこの部分だと思います。

先述したとおり、広報はとても幅が広く会社によっても求めているスキルが違うととても感じていました。

ですので、広報業務一般とせずに、具体的にどんなことをやっていきたいかを伝える必要が他の職種よりもあると感じています。

私が今働いている会社はフォトショップなどを利用した写真加工技術が使える人を必要としていました。

偶然、私は大学時代にフォトショップやイラレを使っていた経験がありました。

そこを重点的にPRしたことで、今の会社の求める人材と合致する結果となりました。

他の会社では、ライティングスキルが重視されていたり、メディアへの交渉もあるため、折衝経験が重視されていたりと本当に必要なスキルが会社ごとに異なります。

折衝経験が必要とされている場合、もちろん営業経験は役立ちますし、現に営業で経験したプレゼン資料の作成や企画など、多くのことが役に立っているのが事実です。

そんな風に、転職先の会社が求めている広報のあり方と、自分がやってきたことの重なる部分は、広報というジャンルの中でもでたくさん出てくると思います。

広報として働いてみて

私の仕事は多岐にわたっていて、入社してからは取材やインタビューに伺う経験も多くありました。

営業をしていたときは、初対面でその上「いらないものを売りにきている人」という気持ちになってばかりで、形式的なコミュニケーションなのはもちろん、相手のことを「知る」ことは、業務に関係のない部分でした。

どちらもコミュニケーションとひとまとめにされますが、私がやりやすいと感じるのは前者のコミュニケーション。

営業として訪問するより、取材として相手を引き出す話をする方がやっぱり面白味を感じます。

もちろん、営業としても、相手を引き出したりニーズを話させたりすることは大切ですが、営業の本来の目的はそこではありません。

それがどうしても私の中で落とし込めなかった部分だと改めてわかりました。

いつだって環境が大切

元も子もない話をしますが、転職した今では会社ごとにその会社の色があって、それが働く当人にとって一番大切なんじゃないかと思うばかりです。

新卒で入社した会社はものすごいスピード感のある会社でした。

売って終わりで次、次、次!というような勢いのあるスタイルは、つい立ち止まって確認したくなる私にはとても荷が重たかったのです。

反対に、今働いているメーカーではわりと余裕を持って仕事ができていると自負しています。

スピード重視でせかせかと働くよりも、慎重さや間違いのなさが重視されているんですね。

その部分に有難いと思いながら、日々の業務を行っています。

苦手なことは変わりません

こんな感じで環境を変え、職種を変え、転職しましたが私の苦手なことは根本的には変わりません。

でも、休職中に自分がどんなことが苦手でどんな環境が嫌だったのかを知ることで、少なくとも環境は避けて選ぶことができました。

そのおかげで営業から広報に早めの転職ができたとも思います。

相変わらず相談や上司に話しかけることはとても苦手で、つい時間がかかることが多く、自分と向き合わなくてはいけないところはたくさんあります。

が、今の環境が辛いのであれば環境を変える努力はしてみても良いのかもしれない、と転職へのハードルはとてつもなく下がりました。

営業から広報に転職を考えている人がいたら

営業と広報は仕事をする上で似ていると感じる部分も多くあり、さらには広報をしていて、かつて営業をしていたことを少なからずよかったなと思うことさえあります。

また、広報という職種そのものが新卒として配属される部署であることが少なく、未経験で転職する人も多くいると聞きました。

広報の仕事は会社によって多岐に渡り、一概に広報職一般とは言えない場合も多いですが、転職したい会社の広報が何を求めているか。

そこを理解することでなにかしら営業でも、そのほか現に働いている職種と重なる部分があるのではないか、と感じています。

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