【新卒入社半年で退職】早期離職の退職理由はこう話しました

早期離職

2021年4月を迎え、とうとう社会人3年目になりました。

新卒で入社した会社を半年で辞めて、転職活動をしていたときはとても落ち込むことも多く、絶望してばかりでした。

周りで辞めている人はいない。こんな状態で大丈夫なのだろうか。面接は落ちるし、エージェントも心なしか冷たい気がする。

そう思ってばかりだった私の第二新卒としての転職経験を踏まえて、早期離職の転職理由について書いていきます。

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新卒入社半年でうつ病と診断され休職、転職活動へ

新卒で入社した会社は、社員の90%以上が営業職として働いている営業会社でした。

テレアポや訪問、新規開拓の毎日でした。

営業会社だったので、ノルマもあり社内では常に怒鳴り声が鳴り響いているようなオフィス環境

そのような環境に踏まえ、上司との折り合いの悪さや課全体の雰囲気がとても悪く、新卒入社たった半年でうつ病と診断され休職しました。

復職することは考えられなかったためそのまま転職活動へと舵を切りました。

  

初めて転職サイトに登録したのは入社から2ヶ月後

初めて転職サイトに登録したのは入社してから2ヶ月後の6月2日でした。

社会人になることに対してネガティブな感情ばかりだったというわけではありません。

楽しみにして入った会社なのに、2ヶ月後にはもう転職サイトに登録しているなんて、入社前の私は想像がつかなかったことです。

そんな希望を持ちながら入った会社でも、あってないような会社の昼休みにはオフィスが入っているビルで横になることしかできないぐらい疲弊していました。

オフィスでいてもたってもいられず、トイレの個室にはいるも便座に座る元気もありません。

その場で床にへたり込んでしまうほどでした。

半年でうつ病と診断

紆余曲折ありながらなんとか働き続けましたが入社半年がたった頃、受診した精神科でうつ病と診断されました。

そのまま診断書を提出、休職に入りました。

第二新卒として転職活動開始

休職に入ると、復職か転職かの選択肢があります。

あの会社に戻っても環境が変わらない限り私は働き続けることができない。

今思えば、中年の人がおらず若手ばかりの会社。

つまり、ここで長く働く人はいない。

遅かれ早かれ辞めるだろうと思いから退職を決意しました。

まさか自分が入社して1年以内に転職活動をすることになるとは思ってもいませんでした。

この時は、入社半年で辞めるなんてとんでもない人だと思われるんだろうなあと不安でいっぱいでした。

しかし、今となっては、この行動の速さは仕方なかったとは言え行動力となって見られる利点や、無駄な時間を消耗することがなかった等のポジティブな側面も見えてきました。

転職活動で必ず聞かれる「前職の退職理由」

第二新卒での転職に限らず、転職の面接の際に必ず聞かれることは「前職の退職理由」です。

特に、入社して半年で辞めるとなれば「どうして?」となるのが一般的。

早期離職はこの前職を退職した理由が、他の転職理由と比べウェイトがとても大きいと思います。

入社3年以内に辞める人の理由は「環境要因」がほとんどだと思う

私の持論にはなりますが、入社3年以内に辞める人の理由はほとんどが「環境要因」だと思います。

新人をつぶすようなお局や、鬼のように怖いパワハラ上司。

絶対労基に引っかかるようなとてつもない残業をさせる企業。

どうみても相手が悪いのに、去る側が責められてしまうようなことはおかしいと思いますが悲しい世の中。

自分で自分の環境を変えると決断できる人は素晴らしいと今になってやっと思うのです。

人間関係の悪さは自分だけではなく周りも巻き込んで話す

私は本当に上司が苦手で大嫌いでした。

しかし、上司が嫌いで苦手だから辞めましたと言ったところで、「また上司が嫌いだからという理由でやめるかも」もしくは「人間関係がうまくいかないだけですぐに辞めちゃう人」だと思われます。

管理職として働いている上司なので、周りから評価されてきて仕事ができる人なんでしょう。

しかし、側から見ても、プレイヤーが向いているタイプで自分にできないことが周りにできないことを理解できない完璧主義な上司でした。

それを思っていたのは私だけではなく私の周りの人もです。

とはいえ、誰にも上司には逆らうことができない。

そんなワンマン上司の下で多くの人が辞めていますということを伝えました。

環境だけのせいにせず、「自分の変化」も添えて

上記の理由だけでは、完全に環境のせいだと思われてしまいます。(完全の環境のせいなのですが)

環境が仕方なかったとはいえ、環境が望まなかった状況だっただけで辞めるの?と思われても仕方ありません。

環境の要因+自分が変わりたい気持ちを言うようにしていました。

私の場合は、営業として働いていたため、一過性のある営業ではなくじっくりと人と向き合える仕事がしたいことに気づいたと言いました。

営業から営業以外の仕事に転職したい場合も、最前線でサポートするより身近な人を助けていくことにやりがいを感じるといえばどうですか?

と転職エージェントから助言をいただき、横展開をして使ってました。

 

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学生時代の経験+前職での経験を絡め長所を強固たるものに

転職の面接を受ける上で、学生時代を聞かれることも多くありました。

就活をして1年ほどしか経過していなかったので、思い出すことは簡単でした。

私は人と話すことやコミュニケーションを取ることは学生時代から苦ではありませんでしたし、前職もその点においては特別不得意というわけではありませんでした。

営業であろうと営業でなかろうと人の話を素直に聞けるという点は長所になると思います。

2つを合わせてより強固な印象になるように話しました。

環境改善に尽力したことは絶対に言っておく

最後に、いちばん大切だと思ったことは「環境改善に尽力したこと」です

不満があったので辞めました。

ほとんどの人は転職をする理由はこれしかありませんが、その不満をどう改善しようと思ったかを述べた方が良いととても実感しました。

というのも、その現状をどう改善しようとしたのかという点がないと、ではうちでも不満があればすぐ辞めてしまうのかと思われかねないからです。

環境改善に尽力したと言っても、私の場合は人事に言っても掛け合ってもらえないどころか、人事が休職しているという衝撃的事実を知ることになったので、そこも踏まえ会社の実情を認めてもらえるようにしました。

 

「そんな状況なら辞めるよね」と思わせることを目標に

私が早期離職の面接において目標にしていたことは、「そんな状況なら辞めるよね」と言わせることでした。

そんな状況だったら私も辞めるわ‥と面接官に思わせることが大切だと思うのです。

特に若い面接官の場合は訴求しやすかったです。

管理職などの上の人レベルとなってくると「若いのに転職経験者」であるというポイントが響く気がしました。

会社の環境が自分にとって合わない+自分のやりたいことも変わった+もう一度頑張りたい

の3点セットを訴求することで、応援したくなる人を目指しました。

面接官はどんな人なんだろう?から勝負

入社半年で辞めています、と聞いただけで「(良い意味でも悪い意味でも)どんな人なんだろう?」というのは誰でも持つ感情だと思います。

フランクな面接官だったときは、「履歴書を見てどんな人かと思いました!」と言われることもありました。

早期離職、ましてや半年で退職となると良くも悪くも興味があるといっても過言ではありません。

第2新卒はポテンシャル採用の本当の意味を考える

第2新卒はポテンシャル採用であるから転職で有利というよく聞く文言。

本当にその通りだと思います。

というのも入社3年経って転職しようとなると、どうしてもスキルややってきたことが重要になってしまうからです。

私が転職の面接で大学時代のことをよく聞かれたことにも通ずる通り、第2新卒は判断する要素がとても少ないのが事実。

自分の意思や思いを伝えることも大事ですが、「なんかこの人はやってくれそう」だったり、「新しい環境でなら頑張れそう」と思わせることの方がとても大事だと思いました。

退職理由も大切ですが、環境や周りのせいだけにしていては、どうしても良い印象を与えることは難しいです。

退職理由に悩んでいる人や第2新卒で転職しようと思っている方はTwitterや質問箱からでも質問を承りますので、お気軽にメッセージくださいね!