私は新卒で入社した会社を半年も経たずに休職、退職したのち、転職しました。
「新卒で入社した会社をたった半年で辞めるなんて」とずっと思っていましたが、社内の環境や人間関係にどうしても慣れることができず、転職を決意しました。
ちょうどその頃、同じ新卒で入った同期が辞めたことも転職を決意するきっかけになりました。
新卒で入社した会社を半年で転職決意
転職を決意したのは入社して半年も経たない2ヶ月後でした。
初めて転職サイトに登録していたのは、入社した年の6月2日。
しかし、日々の残業やあってないようなお昼休憩に転職活動を進めることができず、転職サイトへの登録やエージェントへの登録が増えていくばかりでした。
そんな時に体調を崩し休職することが決まり、もうこの会社には戻れないし絶対に戻りたくない。
このタイミングで私は転職活動を行うことを決意しました。
面接で必ず聞かれる転職理由
面接では必ず転職の理由を聞かれました。
転職においての面接の質問として必ず聞かれる転職理由。
新卒入社半年での面接だったので、とても詳しく聞かれた覚えがあります。
新卒で入社した会社をたった半年で転職活動。就職を甘く行なっていた人やただの諦めの早い人。
そう思われることがほとんどだったと思います。
しかしながら、それらも色々な対策を練ることで「思ったより聞いてくれた」ことが多かったです。
その点を踏まえ、私の転職理由は下記のものでした。
(新卒入社して半年しか経ってないのに、どうして)転職活動をしているのですか?
新卒で入社した会社を半年で辞めるとなると、どうしても「またすぐ辞めそうな人」レッテルを貼られることは仕方のないことです。
ですが、そこを逆手に取り「行動力がある人」や「自分の意志をしっかり持っている人」という印象をつけることは可能だと思います。
そこで、企業や経営理念を見ながらこれから紹介する理由を組み合わせて転職面接を行いました。
理由1:自分と会社が圧倒的に合わないから
会社が私に合わせてくれと言いたいわけではありません。
会社の研修がほぼ皆無なことに不満があるわけではありません。
あくまで受け身ではないことを強調しつつ、
売って終わりでそのあとの結果を追わない様な営業スタイルよりも、もっと長い目で会社や人をサポートできることが自分のやりがいに繋がることがわかりました。
と述べていました。
「実際に働いてみて」自分はどんなときにやりがいを感じ、どんな環境にいたいのか、そして何が必要なのかなど、改めて分かったことを述べました。
私の場合は、業務の内容が結果を追わないような営業スタイルだったことにストレスを感じていたため、もっとじっくり人と関わりたいという思いが強くなっていました。
理由2:こんなところで消耗しているわけにはいかない
本当に本当に、多くの人が辞めていく会社でした。
先輩社員にいわゆるおじさん・おばさん世代がおらず、社員はほとんど20代〜いても30代前半。
これが事実でした。この状況から見ても「長く働けない会社」であることは確実でした。
多くの人が独立したり、あくまで通過点として会社を見ているといえば聞こえはいいですが、入社する人数に対して人が辞めすぎでした。
この状況を伝えた上で、腰を据えて長く働ける環境が良い。そう伝えました。
退職理由として、ここに長くいられないということだけでなく、自分の長所である「行動力」を述べることで、強固たる理由になるようにしました。
理由3:現状を変える努力をやりきったから
元弊社のストレスチェックではストレス過多から、産業医と面談要請が出て人事との面談も設けられました。
しかし、人事との面談でも「僕もそうだった」「辛いよね〜」となんとなく並べられただけで、具体策は何も出てきませんでした。
それに加え人事にもクラッシャーがいると話題が変えられる始末。
そんな中で現状を変えようとも思えませんでした。
部署異動やエリア異動も現実的ではありません。
現状を変えようと奔走しましたが、現実的でないと言われました。
このまま待つよりも一旦転職活動を始めてみた結果、新卒で探していたとき以外の会社も見えるようになり、本格的に転職活動を行っています。
現状を変えようとせず、文句ばかり言ってすぐ辞める。
人事や採用担当の一番の懸念点ではないでしょうか。
現状を変えようと努力したこともしっかり伝えるべきだと改めて感じました。
理由4:転職活動を進めるうちに自分のやりたいことが見つかった
新卒で入って半年ということは、大学時代の就職活動からあまり日数は経っていません。
大学時代の就職活動の際、どんなことを軸に置いていたかも記憶にあると思います。
そこで、大学時代の自分の就職活動の仕方を考えると、働いていたあとの転職活動とでははまるで視点が違いました。
コミュニケーションが得意だから人前に出る・人と関わる仕事をしたい!と短絡的に考えていましたが、実際は人に何かを伝えることが好きで、それは直接話すことはなくても文章や言葉で伝えることもできます。
私はコミュニケーションが得意でしたが、交渉や人にお願いをすることが苦手でした。
そこで、営業という職種から広報という職種に興味を持ちました。
広報は新卒で採用することが少ない職種です。
そのため、改めて転職活動を行った時、「広報」という職種が思ったより多いことに驚きました。
ずっとやってみたかった広報ができるかもしれない。
転職活動を進めるうちに、自分のやりたいことが明確になっていきました。
休職していることは言いませんでした
仕事がつらすぎる故、体調を崩し休職している間に転職活動に舵を進めたので、休職したことを伝えるか伝えないかとても迷いました。
新卒で入社して半年も経っていない上に休職。
どうしてもマイナスポイントだとわかっていました。
そこでエージェントの人に相談をした結果、そのエージェントも休職を伝えずに転職活動を行なっていたことを知りました。
エージェントの話はこちらで詳しくお話ししているので、是非ご覧ください。
新卒入社半年でも転職できる?
新卒入社半年で転職することを止める記事はとても多いです。
私自身もずっと入社半年で会社を辞めることは悪であり、転職先もどこも雇ってくれないだろうと思っていました。
しかし、転職活動を始めてみると、新卒では募集していなかった会社が募集していたり、広報という新卒ではあまり入れない職種で募集がかかっていたり。
嬉しいことや良い経験になったことがたくさんありました。
新卒入社半年でも転職はできます。
選ばなければ‥などとも言われますが、思ったより職種や業界も幅広く募集していたと、今になって思います。
私はもう仕事を続けられなくて休職・転職という流れに至りました。
しかし、すでに転職をしたいと思っている人はまず、転職サイトやハローワークで気軽に募集している企業にはどんなところがあるのかを見てみることから始めると良いと思います。
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